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餅をのどに詰まらせないために [院長の書斎]

正月が近くなってきましたがお餅をのどに詰まらせるというニュース
が必ず報道されます。あまり知られていませんが誤嚥による死亡者数
は交通事故死を上回るもので決して無視できるものではありません。
餅は一生懸命咬んでるつもりが丁度ピーナッツくらいの大きさになって
いることが多く、丁度気管の入り口にすっぽっとはまり込んでしまうの
です。また、咬むほどに粘着性が増すので水分と一緒に呑むことによって
のどの詰まりを防止できます。特に御老人は嚥下の力が弱くなってますので
注意が必要です。歯は歯槽骨という骨に埋まってますが骨との間には歯根膜
があり、ここから全身にシグナルが送られてます。このシグナルが呼吸筋の
運動と深く関わっており、歯の本数が少なくなると呼吸筋が衰えてきます。
歯を大事にすることは飲み込む能力にもつながっているのです。
呼吸筋を鍛える方法ですが腹筋が有効です。また、仰臥位(あお向け)から
首を上げてつま先を見るようにする運動も有効です。

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